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読書日記25

オリヴィエ・ブロック『唯物論』白水社 (2015)

白水社『唯物論』を読む。

唯物論というのは、単純のようなそうでないような、よく分からない概念である。

復習がてら、今週から少しずつ読むことにした。

というのも、マルクスやレーニン、ヘーゲルなどと密接な関係がある。

そして唯物論は歴史に影響を与えている。

マルクスでGoogle検索すれば分かるように、唯物論とマルクスはセットで語られる。

そしてマルクス主義は1960年代の東大紛争と関わりがあり、東大紛争は三島由紀夫と関係がある。(三島由紀夫ファンではない)

唯物論は日本の外のお話ではないことが分かるのである。

今も本屋にいけば、新刊でも三島由紀夫を扱う本がたまに出てくる。

しかし僕はその時代を全く知らない。東大紛争は僕とは無関係な遠い存在であった。

僕は東大紛争というものに全く関心がないまま哲学を学ぶうちに、接点を発見する。そのきっかけが唯物論であった。(おそらくデカルトの機械論などを学ぶうちに)

マルクス、社会主義、政治、民主主義etc.

これを学ぶことに特に意味はないだろう。

しかし、僕は後期資本主義と言われるこの現代社会において、歴史の繰り返し地点にいるのではないか、と少しだけ思うときがある。

昨今、もはや語るまでもないが、差別や格差についての意識が社会レベルで変わってる。

これは平等に向かうエネルギーと見ることができる。

ここに、過去の運動や、マルクスの思想との接点を僕は見出しつつある。

であるので、もう少しこのことについて読んでみたい。

つづく

公開日2022-01-10

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