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読書日記28

岩田徹『一万円選書』ポプラ新書 (2021)

岩田徹『一万円選書』(ポプラ新書2021年)を読む。

この方のことは、新聞かなにかで知った覚えがある。

僕もすかさず一万円選書に応募しようと考えたことがあったが、人気過ぎて募集していなかった。

(3000人待ちとのこと)

僕はこの方がどんな人生を歩んできたのか気になった。

学生時代は函館ラ・サール高校に通っていたという。

しかし、周りに優秀な人がたくさんいて岩田氏は勝てる気がしなくなり、読書量で勝負しようと決めたみたいだ。これは僕も似たところがある。

どうせ大企業のエリートが余生を本屋さんでのんびり過ごしているんだろう、と思っていたが、全然違った。この方は高校を卒業したあとすぐに本に関わる仕事に携わってきたみたいだ。そしてだいぶ苦労を重ねてきたみたいである。

「一万冊読んできました。」

僕も負けない。

僕は5万冊を目指す。

松岡正剛『観念と革命 西の世界観Ⅱ』を読む。

タイトルに「革命」という言葉が含まれていることからわかるように、この本にはレーニン『哲学ノート』の紹介がなされる。

僕はロシアのことがさっぱり分からない。

多少、佐藤優氏の本から知識をつまんだ程度である。

レーニン、スターリン、ゴルバチョフ

さっぱり分からないが、全く無関係だとも思わない。

特にレーニンに関しては、ヘーゲル『論理学』を異常なほどに読み込んだみたいである。

革命家が哲学者の思想と親和性がある理由が全然分からない。

僕もそれなりに哲学書を貪り読んできたが、哲学的な知識が革命に向かう発想、原理がいまいち掴めない。

この難しさが僕の読書欲を刺激する。

つづく

公開日2022-01-11

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