ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』を読む。
文学と政治の接点を勉強するために、マイケル・ノース『一九二二年を読む モダンの現場に戻って』水声社(2021年)という本を買ってみたものの、内容があまり頭に入ってこなかった為、論考の対象となっていたユリシーズという文学に触れてみることにした。
かなり分厚く長編小説であるので、ゆっくり読み進めたい。
クセジュ『スピノザ入門』のつづきを読み進める。
『神、人間、および人間の幸福に関する短論文』において、「真の自由とは知性と神が結合することである」と書いてある。
個人的な解釈では、「神=自然」と置き換えて読めば理解が進むと思っている。
スピノザは人間が持つ観念を3つに分類した。
虚構された観念、虚偽の観念、疑わしい観念。
ここでいう観念とはおそらく「常識」とか、「価値観」のようなものだろう。
幸福を考えるにあたってまず自由を取り上げることは昨日読んだ森博嗣氏の本と似ている。
読めば読むほどますますスピノザに惹かれていく。
つづく
公開日2022-02-02