城戸淳二/坂本桂一『学者になるか、起業家になるか 理系の未来は明るい』PHP新書(2011年)を読む。
坂本氏「1日24時間仕事のことを考えている。」
「一生懸命仕事をやっていると言いながら、夕方には家族とご飯を食べている人とは人生に差が出る」等、エネルギッシュなビジネスマンである。
人生に差が出るはさずかに言い過ぎとは思う。収入に差が出るが正しい。
とはいえ、高度経済成長期はハングリー精神によって生み出されたのは間違いない。
その源泉は何だったのだろう。
アメリカへの嫉妬だろうか。
「今の学生は勉強してない」と言うけれども、
仮に一生懸命読書していたとして、それを企業が評価するだろうか。
僕は疑問である。
大学と就職にまつわる矛盾を挙げればキリがない。
今の大学生も、昔の大学生と同じくらい大変だろう。
「今の若い人は」
という言葉を使う人がまた今日も現れた。
つづく
公開日2022-02-05