つづきをよみすすめた、
SNSのない時代は、救いを求め、そういった人々が集うことによって宗教的に集団化された。
今はインスタントラーメン並みに手軽にネットを通じて集うことができる。
今は宗教の代替として部分的には「オンラインサロン」が担っている。
オンラインサロンにも見極めが必要ということであった。
その後は心理学者エリクソンのアイデンティティのお話になる。
僕はひとつ気づいたことがある。
自分自身を記述することは不可能であるが、アイデンティティは記述可能ではないか。
アイデンティティとは所属意識のようなものだ。
「○○商事の課長」
「家族がいる」
「○○大学を卒業している」
一方で、
「○○が生き甲斐」
「○○な人が好き」
という記述は自分という人間に関する記述である。
しかし、これらをいくら並べ立てても自分を記述することは不可能である。
参考文献:大澤真幸『恋愛の不可能性について』ちくま学芸文庫(2005年)
記述可能なものは直感的に何らかの脆弱性を感じる。
これは検証してみる価値がありそうである。
つづく
公開日2022-02-09