池田晶子『考える日々 全編』毎日新聞出版社(2014年)を読む。
本屋さんで発見。即購入。
しばらくはこの本を貪り読むこと間違いない。
哲学と思想の違いについて書かれていた。
思想は「言葉」になったもので、哲学は「考える」ことだと。
池田氏は「哲学を持て」という言葉が変であると指摘する。
哲学は考えることであるので、「考えることを持て」という具合になる。
確かに変だ。
池田氏はドゥルーズやラカンなどの著作は読んでいないという。
ポスト構造主義以降の哲学は「思想」であって「哲学」ではないという意味だと僕は解釈した。
池田氏は哲学が好きなのであって、思想はそうではないということだと僕は思った。
そういう意味では、彼女が何故メディアに出る知識人を「くだらない」と言っていたのかが少し分かった気がする。
つづく