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読書日記131

カール・ポパー『社会と政治:「開かれた社会」以後』ミネルヴァ書房 (2014)

   

カール・ポパー『社会と政治 : 「開かれた社会」以後』ミネルヴァ書房(2014年)

山田広昭『ヴァレリー集成Ⅳ』筑摩書房(2011年)

池田晶子『メタフィジカル・パンチ』毎日新聞社(2014年)

を読む。

  

ポパーの哲学はやたらと難解なイメージがあったが、本書は読みやすい。

価値と事実の接合点について、プラグマティズムと関連付けて書かれている。

プラグマティズムについて、少しずつ理解が深まってきた実感はある。

ヴァレリーの本も読みやすい。

論文ではなく、語りかけてくるような文体で頭にすんなり入ってくる。

  

メタフィジカル・パンチはニーチェについて語るエセ知識人に対する不満が書かれていた。

朝だったため、眠くなり内容があまり入らなかった。

ひとまず、池田氏はヘーゲルの本を読み込んでいたことから、ヘーゲルにも少なからずは影響を受けていることを確認。

つづく

公開日2022-02-18

補足:仲正昌樹教授は、自分の主張をニーチェなどの思想家の言葉を借りて強めようとする知識人を「権威主義」と語っていた。

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