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読書日記141

        中島義道『差別感情の哲学』講談社学術文庫 (2015)

  

中島義道『差別感情の哲学』講談社学術文庫を読む。

差別について其の四

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/04/15/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98140/

  

導入部分を読む。

「悪のない世界はつまらない」

という主旨が書かれている。

  

要するに、DRAGON BALLでいうならば、悪役がいないと映画が成立しないので世界がつまらなくなる、というような意見である。

しかし、差別と悪は切り離して考えるべきだろう。

それとも、形而上学では深淵な部分で差別と悪は結合していて、断絶不可能といったところだろうか。

  

いずれにせよ、「公」の領域において差別が肯定されるようならば、僕はそれについて徹底的に考えたい。

単に思うことと、「発言する」「行動に出る」「排除する」等の差別には大きな壁があると直感では感じる。

吟味したい。

つづく

公開日【2022-02-21

【2024年現在の追記・補足】

この本は結局あまり読むことができなかったと記憶している。

ただ、「悪のない世界はつまらない」というのはやや極端な考えで、善悪二元論で考えるのはナンセンスのように思う。

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