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読書日記168

ここは小さな読書ブログですが、ページをめくるたびに世界の見え方が変わる瞬間を残しています。
          田中慎弥『孤独論』徳間書店 (2017)

  

田中慎弥『孤独論』徳間書店(2017年)を読む。

ついでに芥川賞の『共喰い』も購入。

この方は、30代になっても定職に就かずひたすら小説を書きつづけていた。

確固たる信念を持った、異端の作家である。

僕からすればこの方はアナキストでもある。

加えて、恥ずかしながら嫉妬の対象でもありライバルでもあり尊敬する人物でもある。

この方は生粋のアナログ派である。

つまりタイピングで文章を書かない。

  

僕はブログにどっぷり浸かってしまったためタイピングからは離れることができなくなってしまっている。

ただタイピングはタイピングなりのメリットがある。

アウトプットのスピードが何よりも早い。

電子辞書で英単語を検索しまくっていた過去の自分に感謝だ。

この方はいったいどんな小説を書いたのだろう。

僕はとても興味がある。

次は『共喰い』をレビューしたい。

つづく

公開日2022-03-11

読書ブログを通じて浮かび上がる小さな思索の断片を、これからも綴っていきたいと思います。

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