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読書日記165

         幸田真音『ナナフシ』文春文庫 (2018)

  

つづきを読み進めた。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/04/18/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98162/

  

主人公はリーマンショックによりファンドマネージャーを失職する。

勢いでドーナツ屋さんを始めるもののあっという間に店を閉める。

その果てにたどり着いたのがコンビニのアルバイト。

しかし仕事ができる人間であるのであっという間に店長になる。

仕事中に倒れている女性を発見。

保護という形でしばらく主人公の家に住むことに。

あらすじとしては、この女性が病を抱えていて、また金融業界に乗り出すーーーという具合である。

  

倒れている人を発見、家で保護、という流れは有川浩『植物図鑑』と似ている。

今回は倒れていたのは女性で発見したのは男性であるのでその逆パターンだ。

今日もテンポよく話がすすむ。

非常に読みやすい。

読みやすい小説は読んでいて没入できるうえ気分が良い。

作者は金融業界出身ということで、常日頃から変化の激しい日々を送っていたと思われる。そこで鍛えられた頭脳がそうさせているのか。

この小説は最後まで読めそうだ。

楽しみである。

つづく

公開日2022-03-11

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