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日記
潮匡人『日本人として読んでおきたい保守の名著』のつづきを読む。
二章はトクヴィルを扱う。
彼の著書『デモクラシー』は福沢諭吉にも読まれたのだそうだ。
著者によれば、トクヴィルはバークの思想を受け継いだ人物とされる。
トクヴィルは多数決を危険視した。
民主主義においては多数決には絶対的な力がある。
多数派が誤った判断をすると破滅になりかねない。
それを回避するには宗教の力が必要だとトクヴィルは説いた。
日本においては公明党が支持母体である宗教団体、創価学会が政治に何らかの関わりを持っているが、多数派とは程遠い。
日本は基本的に宗教に関してあまり関心のない国である。
ポピュリズムの原理は、日本においてはあまり機能しないように個人的にはみえる。
トクヴィルは「地方自治は民主政治の最良の学校」と書いている。
SDGsにおいても地方創生は日本の大きなテーマだ。
これから地方自治についても思いを巡らせたい。
つづく
公開日2022-04-05