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読書日記258

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アンドリュー・W・ロー『Adaptive Markets 適応的市場仮説:危機の時代の金融常識』東洋経済新聞社 (2020)

  

■株式会社東洋経済新報社

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日記

アンドリュー・W・ロー『Adaptive Markets 適応的市場仮説:危機の時代の金融常識』東洋経済新聞社(2020年)を読む。

金融市場を数理モデルではなく、生物学のモデルから説明することを試みた本である。

導入部分では「効率的市場仮説」について書かれていた。

それをざっくりとまとめると以下になる。

1986年、スペースシャトルのチャレンジャー号爆発事件が起きた。

NASAは4社のメーカーからロケットを造っていた。

5ヶ月の綿密な調査のもと、ある一つの会社が事故の原因となる部品を製造していたことが分かった。

   

ところが、株価は事故後わずか14分後にそのメーカーだけが下がり続けた。

群衆の叡知というものがここで示される。

直観の集合体は専門家が事故を解明するスピードを驚くべきスピードをもって凌駕した。

僕は初めてこの話を知り、面白さを感じた。

つづきが楽しみである。

つづく

公開日2022-04-06

読書ブログを通じて浮かび上がる小さな思索の断片を、これからも綴っていきたいと思います。

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