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読書日記311

               岡田豊『自考』プレジデント社 (2022)

■株式会社プレジデント社

公式HP:https://www.president.co.jp/family/

公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/President_Books?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

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日記

岡田豊『自考』のつづきを読む。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/05/03/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98309/

  

「マスゴミ」という言葉に著者は「無念だ」という思いを語る。

例えばいじめで自殺した事件においては、学校が発表した情報を彼らは鵜呑みにするはずはなく、記者は怪しい点をつく。

正義感のある人間は被害者の家へ何度も向かい、線香をあげる。

そういう人もなかにはいるということを著者は語る。

  

「マスゴミ」と片付けるのは小学生にもできるが、事実を見極めるのは簡単ではない。

利害関係というものは決してなくならないが、情報の受け手側の質も問われる。

また、著者は「いじめ」という言葉が曖昧だと指摘する。

確かにそうだ。

そこには偏見があるかもしれない。差別があるかもしれない。カーストがあるかもしれない。教師の怠慢があるかもしれない。教師の暴力があるかもしれない。

語彙力がポイントだと個人的には感じた。

例えば「反ワク」。

  

人間を接種反対か賛成かの二つだけで判断してしまう愚かさ。

それは水を「熱いか、そうではないか」で判断することと似ている。

40度であれば入浴に適しているが、スープとしてはぬるい。

80度あればレトルトカレーを調理するには十分であるがスープとしては火傷するかもしれない。

27度あれば水泳に適している。

「反ワク」

もう一度私は、この言葉がいかにナンセンスかを強調したい。

間違いなく実態を捉えきれていない。

語彙力は大事であると感じた。

つづく

公開日2022-04-22

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