閉じる

読書日記340

   適菜収『ナショナリズムを理解できないバカ』小学館 (2020年)

■株式会社小学館

公式HP:https://www.shogakukan.co.jp/

公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/Shogakukan_Pub

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

日記

適菜収『ナショナリズムを理解できないバカ』のつづきを読む。(読書日記339に収録)

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/05/06/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98339/

  

本書は書店の時事評論や政治のコーナーに置いてある、いわゆる「オピニオン」という位置付けであるので、鵜呑みにはせずナショナリズムに関する基礎を吸収するスタンスで100ページほど読み進めた。

結論から言うと、識字率の向上がナショナリズムを強めたと言える。

本書によれば17世紀頃から新聞や小説が普及し始め、資本主義の原理に従って民衆が好むものが次々と出版された。

共通言語の共有が、悪くいえば「刷り込み」として、国民であるという意識を植え付けたというわけである。

  

日本とナショナリズムを説明する際には「天皇」という存在が大きなものとなる。

福田恆存は天皇にたいして、空虚感を埋め合わせるための偶像以外のなにものでもないと述べた。

以上、天皇制について学ばないと日本のナショナリズムは見えてこないと判断。

つづく

公開日2022-04-28

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。必須項目には印がついています *

© 2024 ラボ読書梟 | WordPress テーマ: CrestaProject の Annina Free