■株式会社明月堂書店
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日記
仲正昌樹『FOOL on the SNS ーセンセイハ憂鬱デアルー』明月堂書店 (2017年) を読む。
読んでみると、仲正氏に寄せられた誹謗中傷とのやりとりや、金沢大学の内部事情に関する話が盛りだくさんであった。
著者はドイツ語の授業を担当していたが、注意すると学生は傷つけれられたと感じ、Twitterに「あいつは人間的に云々…」とツイートされてしまう。
2ちゃんねるや読書メーターにおいては、中身をしっかり吟味せず、孫引きの孫引きと思われる論理を使って著者を攻撃する。
その頃私はというと(おそらく2015年前後)、仲正昌樹という学者について全く知らず、読書も今ほどしていなかった。
本を出すとAmazon等で必ずモラルに欠けるレビューを書かれることは著者に限らず、作家の宿命である。
そんな人間とまともに向き合うのは疲れるだろう。
ただ、反撃しなければいろいろと生活にも支障をきたすほどの脅威であったことは想像がつく。
学者も大変だ。
仲正氏の読解力、読書量は半端ではないので、素人( ≒ ディレッタント)であれば批判など100年早い。
池田晶子、仲正昌樹。
この二人に畏敬の念を抱かずにはいられない。
つづく
公開日2022-05-04
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