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読書日記381

      斎藤美奈子『中古典のすすめ』紀伊国屋書店 (2020年)

■株式会社紀伊国屋書店

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公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/KinoShinjuku?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

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日記

斎藤美奈子『中古典のすすめ』紀伊国屋書店 (2020年) を読む。

一度本屋さんでこの本に出会った。のちに読んでみたくなるものの、どこの本屋にも無い。

そんな日々がしばらく続いたが昨日ようやく再会。

本書は1960~1990年代にブームとなった様々な本が紹介される。

丸山眞男『日本の思想』

山崎豊子『白い巨塔』

田中康夫『なんとなくクリスタル』

浅田彰『構造と力』etc.

個人的にまず丸山眞男の項をすぐに読んだ。

   

西欧のササラ型と日本のタコツボ型。

“タコツボは無限に細分化する” P30

  

日本では、自分をマイノリティであるという意識を持つ人が増えるというのである。

これはいかがなものだろうか。

保守主義、自由主義、急進主義の人々は少なからず被害者であるという意識を持っていると丸山眞男は言う。

斎藤氏は、「あなた、自分を少数派とおもっていたでしょ、ほらそういうことだったのよ」と言うが、時代の流れとしては許容すべきであると思われる。

SDGsの目標でもあるように、細分化どうのこうの分析するような態度よりかは、包括的かつ寛容性のある考え方を持ちたい。

つづく

公開日2022-05-10

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