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日記
テリー・イーグルトン『文学という出来事』のつづきを読む。
イーグルトンは、文学とは何かという漠然としたものを語る。
ある人間は「文学的虚構とはある命題を構成しなければならない」と述べ、ある人間は「作品内においてなんらかの意味の重要な部分を暗示する言説」と述べている。
文学と音楽の違いに関しては、後者の「暗示」を音楽として表現するのは難しいことである。
また、芸術においても「暗示」を表現するのは困難と思われる。
文学には文学の効能があり、音楽にはそれ独特の効用があり、芸術も然り。
抽象的な議論に終始し、哲学的なことを考えさせられる内容であった。
個人的に、人生で一回は長篇小説を書いてみたいという気持ちがある。
それが不毛に終わってもやることに意味はある。
大人になると「虚構」の扱い方が下手になるような気がしなくもない。
子供は「おままごと」を真剣に行う。
大人になると「どうせ○○」と自動的に反射してしまうことが少なくない。
日々が退屈なのは、新しい体験が減るからでもある。
自分の力で新しい体験を経験できるような力を身に付けたい。
つづく
公開日2022-05-13
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