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日記
熊代亨『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』のつづきを読む。
著者は田舎と東京の人々の行動の違いを語る。
著者によれば、東京は田舎と比べ信号無視が少なく、また立ち小便も少ないと語る。
それは東京という都市の設計によるものという見解であった。
いわゆる「ナッジ」のようなものだ。
また、著者は東京と田舎の住まいに関して、都心はプライバシーを重視する欧米型の設計になっていると指摘する。
マンションでは至るところに仕切りがある。リビングと子供部屋の間にはドアがあり、ベランダは隣の部屋と仕切られる。
いつしか、私たちは「他人に迷惑をかけてはならない」という信念が内面化されている、という内容であった。
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カール・マルクスは「意識が存在を規定する」と言った。
私は「環境は意識を規定する」というテーゼを今一度考えたい。
追記:マルクスの発言について、間違っているかもしれないので確認します。
(存在が意識を規定する?)
つづく
【2024年現在の追記・補足】
マルクスは「(社会的)存在が意識を規定する」と述べた。