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読書日記442

      池田晶子『無敵のソクラテス』新潮社 (2010年)

■株式会社新潮社

公式HP:https://www.shinchosha.co.jp/

公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/SHINCHOSHA_PR?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

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日記

池田晶子『無敵のソクラテス』のつづきを読む。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/05/14/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98434/

  

今日はインターネットの話と脳科学の話を読む。

インターネットを介した情報を知ることは本当の「知る」ことではないと池田氏は語る。

自分では知り得なかった情報がインターネットで手に入る、素晴らしい。

しかし、それは必然的に他者から与えられるものでしかない。

自分の力で「想起」しない限り、知ることにはならないと池田氏は語る。

一方、池田氏はインターネットを全否定している訳ではないことも理解できた。

「まずはしっかりと自分で考えなさい、そこからです。」と言っているように感じた。

脳科学に関しては、エンドルフィンについて語られる。

「脳に良いこと」

池田氏は、善いものは善い、悪いものは悪い。それだけのことと語る。

端的に言えば、善いことを追求すれば副次的に「脳に良いこと」が伴ってくるので、「脳に良いこと」を優先することによって、逆説的に「脳に悪いこと」が起きる可能性について池田氏は示唆していると理解した。

これはフランクルに通ずるものがある。

意味は結果で目的であってはならない、と。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/05/12/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98413/

  

つづく

公開日2022-05-26

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