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日記
スーザン・ソンタグ『反解釈』ちくま学芸文庫 (1996年) を読む。
導入部分から数十ページじっくり読んでみた。
内容としては、ノエル・キャロル『批評について』に近い。ソンタグは冒頭で批評に対する批評を行う。だから「反」解釈というタイトルなのかもしれない。
ソンタグによれば、今日の批評というものは俗物根性で、芸術作品を冒涜するものが少なからずあるという。
作品は批評を免れない。
だからノエル・キャロル『批評について』においても論じられていたように、作品に「意図」というものを混ぜ合わせて批評家に抗う営みが行われる。
批評のための批評。
かくいう自分も、このブログを通していろいろと書いてきている。
問う。
何のためのアウトプットか。
何のための芸術か。
何のための読書か。
暇潰し。勉強。娯楽。文化的活動。遊び。
それ以上でもなければそれ以下でもないだろう。
所詮いち人間の行動。
しかしそれも虚しい。
私は何かを欲する。
つづく
公開日2022-05-27