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読書日記450

   スーザン・ソンタグ『ラディカルな意志のスタイルズ』河出書房新社 (2018年)

■株式会社河出書房新社

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日記

アザリーン・ヴァンデアフリートオルーミ『私はゼブラ』のつづきと、(読書日記449に収録)

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/05/17/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98449/

   

ニーチェ『ツァラトゥストラかく語りき』と、

スーザン・ソンタグ『ラディカルな意志のスタイルズ』河出書房新社 (2018年) を読む。

ニーチェは善悪の二分法を否定している。

「持つべき善は存在しない」と述べている。

その理由を、ソンタグの本で回収することができた。

ニーチェは反プラトン主義者であったとされる。

「神は死んだ」が本当に意味するものについてはまだ分からないが、「プラトンは死んだ」なのだろうか。どうなのか。

そのあと、ニーチェの思想を継承しつつ、文学で武装する『私はゼブラ』の主人公を眺める。

文学のほうが現実よりも真実に近い。

そのように語る。

形而上学的な見方だ。

ノヴァーリスは「哲学はホームシックだ」と言った。

いかなる時も動じず、穏やかな精神を保とうとする態度が、ホームシックに近いのだ。

ニーチェも恐らくこの言葉に頷くだろう。

今日の午前は、哲学と文学を反復しながら思索にふけった。

つづく

公開日2022-05-29

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関連図書

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/05/16/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98444/

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