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日記
プラトン『法律 (下) 』を読む。
『法律 (上) 』の記憶が残っているうちにやれることはやっておきたいと思い、本書もまとめることにした。
私は英米文学の学士しかもっていない為、このブログは完璧を追求するものではない。あくまで趣味として行っていることに留意して頂けると幸いである。
また、プラトンの著書は度々神話が引用される。私としては、神話の予備知識に浅く、誤読を避けるために、論点や結論を正確に捉えることを重視する。
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第七巻は養育と教育の話からスタートする。
プラトンは、家庭生活においては法律で人々の規律をつくりあげていくのではなく、あくまで勧告としなければならないとした。
その理由として、法律に違反することが習慣となることで法律の立場が危うくなるため、とした。
プラトンは子育てについて語る。
赤ん坊は泣くか叫ぶかでしか表現することができない。
また、どの程度それを抑えるべきか、どういう信念を持って赤ん坊と接するべきかが語られる。
何かを赤ん坊に与え、泣き止んだ時には、正しいものを与えたと考えられる。
反対に、止まらないときは正しくないものを赤ん坊に与えたと考えられる。
赤ん坊にどれだけ苦痛を経験させるべきか。
プラトンは、赤ん坊には経験させすぎず、過度に経験させないことも避け、中間であるべきだと主張する。
また、妊娠中の女性にたいしては、できるだけ穏やかにいてもらうべきであると主張した。
6歳まで魂の形成の為に遊びが必要であるとしたが、それ以降は男女別々で武術(馬術、弓、投槍、石投げ)の訓練を始めるべきであると主張した。
以上で40項までのまとめとしたい。
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感想
467項まで果てしなく遠いように感じるが、少しずつ進めば今回もまとめられるような気がしてきた。
地道にゆっくりとやっていきたい。
つづく
公開日2022-06-07
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