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読書日記485

     バタイユ『有罪者:無神学大全』河出文庫 (2017年)

■株式会社河出書房新社

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日記

バタイユ『有罪者:無神学大全』河出文庫 (2017年) と、

ヘンリー・ジェイムズ『ロデリック・ハドソン』のつづきと、

リルケ『芸術と人生』白水社 (1997年) を読む。

   

最近は自身の無力感から感傷的になりがちである。

そんなときは文学、哲学、芸術の世界に浸ると気分が落ち着く。

今日はバタイユとリルケの言葉になびく。

ついつい手帳に言葉を書き写したり、自分なりに浮かんだ言葉を書き残す。

「芸術とは内省の時を意識の中心にもたらすもの」-リルケ-

「全てが虚しいと知ることで私は堪え忍ぶのである」-バタイユ-

「満たされた欲望は苦悩の仕上げをする」-バタイユ-

『ロデリック・ハドソン』はいよいよ半分にさしかかる。

芸術で勝負に挑むハドソンであったが、熱い情熱がゆえに、誘惑に負け借金をしてしまう一面を見せる。

情熱はリスクである。

リスクでありアヘンでもある。

しかし情熱は人を陶酔させもする。

つづく

公開日2022-06-09

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