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読書日記488

         プラトン『法律 (下) 』岩波文庫 (1993年)

■株式会社岩波書店

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日記

プラトン『法律 (下) 』のつづきを読む。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/05/19/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98487/

  

341項まで読み終えた。

312項以降のつづきをまとめていきたい。

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前回は第十巻の終わりの手前でストップしてしまった。

最後に私宅に社を建てて祭事を行ってはならないと語られた。

次に第十一巻の内容に入る。

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十一巻は取引に関することが語られる。

まずプラトンは忘れ物、落とし物に関して触れた。

特段、目新しいことは語られていないが、貴重品に関するを落とし物を正しく役人に報告した奴隷は解放されるという話等が語られた。

次に市場での取引に関して以下のように語られた。

・物の値段をその日のうちに下げたり上げたりしてはならない。

・偽物を販売していることは暴かれるべきであり、役人の前で暴いて見せた者はそれを持ち帰って良い。

・規則に従わない商人は30歳未満でないなら鞭で懲らしめるべきである。

次に小売についてプラトンは語る。

優れた人間は少数であり、大部分の人間は欲を抑えきれないと主張する。

そしてプラトンは、小売業、貿易、旅館においては後者の人間がほとんどであるため悪評や非難が目立っていると述べた。

そのうえで、小売界隈で働く人間に提示すべき法律をプラトンは述べる。

まず小売で働く人間を少なくするべきであると語る。

第二に、小売で働く人間が堕落しても国家に痛手とならないような人物に従事させるべきであると述べる。

第三に、根性がひねくれないような方策を見出してやるべきであると述べた。

次に、プラトンは商人の人物像に関して述べた。

・マグネシア国民に関しては商人にも貿易にも従事させてはならない。

・商人は外国人がなるべきである。

・護法官は理想的な売り上げと経費を調査し、商人に順守させなければならない。

ざっくりとしたまとめになってしまったが、区切りが良いので一旦ここで終わりとしたい。

つづく

公開日2022-06-10

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