■株式会社岩波書店
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日記
今日読んだ本:
デヴィット・グレーバー『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』
ブックオカ『本屋がなくなったら困るじゃないか 11時間ぐびぐび会議』
牧野洋『官報複合体』
明石順平『人間使い捨て国家』
増野綾子/金美齢『この世の偽善』
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メモ
ブルシット・ジョブ⇒合目的性のない仕事
ソフトランディング・・・・好景気が最終段階に入ったときに成長の速度を少しずつ下げること
小さな書店⇒本を仕入れる際にはメーカーや取次に営業をしないといけない
グレーバー「社会的価値とはつまるところ、大部分は人々がそれをどう考えるかによる」
⇒社会的価値をなんらかの尺度を用いて定量化することは可能か否か。
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日記
経営コンサルタントや投資家が消え去っても社会的に混乱することはない。
一方、電車の運転手や飲食店、スーパー、清掃等の従業員が消え去ると大きな混乱となる。
往々にして前者は称賛され後者はひどい場合、軽蔑の対象にもなり得る。
食物連鎖と同じような構造になっていて、頂点にいる人物に食われないように人々は上層部を表面的には肯定し、称賛する。
今日60ページほどグレーバーの本を読み進めた。
正確には「ブルシット・ジョブ」と「シットジョブ」を彼は使い分けている。
前者がブルシット・ジョブ、後者がシットジョブという具合に。
この構造を立体的に把握するには経済的な面、政治的な面、心理的な面等、あらゆる面から見ていく必要がありそうである。
『人間使い捨て国家』では法人税の減少傾向と消費税の増加傾向の話や、政治献金の歴史について読み込んだ。
製造業に派遣を許可した時点から急激に派遣社員が増加。
リーマン・ショックで彼らは一掃される。
こういう状況を「自己責任」と切り捨てた知識人。
内部留保。
税逃れ。
経団連。
調べることは多いが、勉強になり人生にとって大事なことであると痛感。
よくよく振り返ってみると不気味であり、なんとも言えない気持ちになる。
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自己啓発は往々にして本質的に自己防衛。
「人のため」を真剣に考える人は政治についても真剣に考えているはずである。
従って、「社会のためにあなたも起業して○○に」という本には偽善的なものを感じるわけである。
自分は偉そうなことは言えない身なのでこれ以上は書かないことにしたい。
文春は記者クラブに属していないのでわりと自由に物を書けると書いてあった。
黒川氏と記者との麻雀については文春がなければ発覚しなかったのかもしれない。
とにかく報道の自由度の低さにはうんざりする。
こういう話は読書で簡単に手に入るので、やはり本は剣よりも強し、と思う日々である。
まとまりのない記事になってしまった。
暑くて集中力が低下している。
読書の秋=集中力の秋
公開日2022-07-05