■株式会社ミシマ社
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日記
今日読んだ本:
プラトン『国家』
ナカムラケンタ『生きるように働く』
ヨーゼフ・フォーグル『資本の亡霊』
西谷能英『出版とは闘争である』
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メモ
ソクラテス「立派な人物こそはとりわけ、よく生きるために自分自身だけで事足りる人であって、他の誰よりも格段に、自分以外のものを必要とすることが最も少ない」
ヨーゼフ「市場とは、自然発生的でばらばらに展開される行為が、規則的な配列へと移しかえられる場」
人生とは意志によって流れていく
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日記
今日は新刊書店Titleに行った。
『小さな声、光る棚:新刊書店Titleの日常』の著者の姿も見えた。
本について話をしたかったが、仕事中で黙々と作業をしていて、オーラに圧倒され諦めた。
私が興味ある本ばかりが棚に並んでいた。
デパートにテナントとして入っているような本屋とは全然違う。
本がひとつひとつ厳選されている。
明かに棚に個性があった。
例えば、デヴィット・グレーバー『負債論』と『ブルシット・ジョブ:クソどうでもいい仕事の理論』をはじめとし、個人的に好きなスーザン・ソンタグの本やヴァージニア・ウルフの日記もあった。
他にも、Amazonで定価で手に入らない本も数冊拝見された。
本の転売は気が進まないので勿論買わずに、『生きるように働く』を買って隣接されているカフェで2時間読み通した。
『出版とは闘争である』も夢中になって読んだ。
人文の価値、意義について論じられており、唸りながら読んだ。
人文は人間の幸福に関する普遍的な真理について、時代を問わず絶えず人間に問いかけ
る。
これが全てあるように思った。
人文は政治的でもあるが、暴走する科学に対抗できるのは文学であり哲学であり芸術である。
何が進歩で何が後退なのか。
人間はつねに回帰する生き物だ。
回帰するようでは進歩とは言えない。
公開日2022-07-09