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読書日記519

     ナカムラケンタ『生きるように働く』ミシマ社(2018)

■株式会社ミシマ社

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公式X(旧 Twitter):https://x.com/mishimasha?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

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日記

今日読んだ本:

プラトン『国家』

ナカムラケンタ『生きるように働く』

ヨーゼフ・フォーグル『資本の亡霊』

西谷能英『出版とは闘争である』

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メモ

ソクラテス「立派な人物こそはとりわけ、よく生きるために自分自身だけで事足りる人であって、他の誰よりも格段に、自分以外のものを必要とすることが最も少ない」

ヨーゼフ「市場とは、自然発生的でばらばらに展開される行為が、規則的な配列へと移しかえられる場」

人生とは意志によって流れていく

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日記

今日は新刊書店Titleに行った。

『小さな声、光る棚:新刊書店Titleの日常』の著者の姿も見えた。

本について話をしたかったが、仕事中で黙々と作業をしていて、オーラに圧倒され諦めた。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/05/18/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98469/

   

私が興味ある本ばかりが棚に並んでいた。

デパートにテナントとして入っているような本屋とは全然違う。

本がひとつひとつ厳選されている。

明かに棚に個性があった。

例えば、デヴィット・グレーバー『負債論』と『ブルシット・ジョブ:クソどうでもいい仕事の理論』をはじめとし、個人的に好きなスーザン・ソンタグの本やヴァージニア・ウルフの日記もあった。

他にも、Amazonで定価で手に入らない本も数冊拝見された。

本の転売は気が進まないので勿論買わずに、『生きるように働く』を買って隣接されているカフェで2時間読み通した。

『出版とは闘争である』も夢中になって読んだ。

人文の価値、意義について論じられており、唸りながら読んだ。

人文は人間の幸福に関する普遍的な真理について、時代を問わず絶えず人間に問いかけ

る。

これが全てあるように思った。

人文は政治的でもあるが、暴走する科学に対抗できるのは文学であり哲学であり芸術である。

何が進歩で何が後退なのか。

人間はつねに回帰する生き物だ。

回帰するようでは進歩とは言えない。

公開日2022-07-09

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