■株式会社晶文社
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日記
今日読んだ本:
デヴィット・グレーバー/トーマスセドラチェク『改革か革命か:人間・経済・システムをめぐる対話』
松岡正剛『デザイン知』
ヴァナイヤク・プラサード『悪いがん治療:誤った政策とエビデンスがどのようにがん患者を痛めつけるか』
櫛原克哉『メンタルクリニックの社会学』
御田寺圭『ただしさに殺されないために』
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メモ
ロラン・バルト「芸術作品は歴史がみずからの満たすべき時間をすごしている様式である」
ウンベルト・エーコ「芸術作品は歴史と心理が異なる情報を受信した者が描いたテクストである」
散歩中、ある看板が目に入る
「大企業の内部留保に課税せよ。最低賃金を1500円にせよ」
節税対策、税逃れは本質的に善か、悪か
アブトン・シンクレア「ある人になにかを理解させることは難しい。その人がそれを理解しないでいることによって給料を貰っているならば」
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今日は医療について調べものをした。
製薬会社と医師の癒着に関して、まず『悪いがん治療』という本を読み背景を学ぶ。
内科医が放射線の専門家医よりも高い割合で製薬会社からお金を貰っている人が多いというメタ研究がある。
論文に出ていない実験を含めると薬の有効性が低くなるという話も載っていた。
さらに、製薬会社に有利なツイートをする医師は製薬会社からお金を貰っている傾向にあるというデータも存在するらしい。
メンタルクリニックの社会学を読むと考えさせられることがあった。
ジンメルが未来の大都市の人間心理を予想した。
あまりにも人が多く交差する環境では、いちいち反応していられないので結果、人間は感覚が鈍くなる。
「東京の人は冷たい」
これはもしかすれば、「東京に住めば人は冷たくなる」という表現のほうが正しいのかもしれないと感じた。
環境が意識を規定する。
少し前に私はそう書いたが、それが本当かもしれないと思いつつある。
公開日2022-07-13