閉じる

読書日記525

      櫛原克哉『メンタルクリニックの社会学』青土社(2022)

■株式会社青土社

公式HP:http://www.seidosha.co.jp/

公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/seidosha?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

日記

今日読んだ本:

櫛原克哉『メンタルクリニックの社会学』
ヴァナイヤク・プラサード『悪いがん治療』
ジョルジュ・アガンベン『思考の潜勢力』
アラン・シュワルツ『ADHD大国アメリカ:つくられた流行病』
ジョルジュ・バタイユ『ニーチェ覚書』
ジェイク・ローゼンフェルド『給料はあなたの価値なのか』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
メモ

不安⇒うつへの移行
不安・・・主に予期不安、先のことを考えがち

原因が性格なのか病気なのか分からないという不安

否定されることの多い幼児期⇒自己否定⇒無気力

薬にたいして忘れてはならないこと
“治療は例外なく毒性とコストをともなうことを忘れてはならない。問題はいつもこれだ。利益が害を上回っているか?” 『悪いがん治療』P222より

薬の高単価化
“同時に、病気の初期に治療に踏み切るための基準を引き下げ高価ば薬をもっと使わせる圧力が高まっている。” 『悪いがん治療』P232より

薬は独占されているか?
“イギリスほど大きく豊かな国でさえ、国家ががんの薬の値段を交渉する能力が限られている” 『悪いがん治療』P269より

イギリス元首相
ウィストン・チャーチル (1874-1965)「歴史は勝者が書くものだ」

環境の変化
“人間の脳は何万年にもわたって進化してきたが、ありとあらゆる若者が1日に7時間じっと座り、注意を払うよう要求されるようになったのは過去百年間のことにすぎない。” 『ADHD大国アメリカ:つくられた流行病』P9より

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日記

今週は医療について読んでいるが特に意味はない。
今月は面白そうな本が多く出てきた。

ミクロレベルでは、まだまだ精神疾患にたいする偏見は多いようにみえる。
しかし、人は矛盾がある生き物である。
思うに、国や社会にも矛盾がある。

弱者が排除されつつあった世の中でさえも、福祉のほうは充実しつつある。
特に氷河期世代は突き放されたものの、国はことの大きさに気がついて手を差しのべはじめている。

最近、選挙もあってか、いろいろと宗教も含め政治的なニュースが多い。
党のなかでさえも派閥があるように、結束しているようで結束していない部分がある。
それは自分のなかに天使と悪魔が共存していることと似ている。

政治にたいして意見を述べることの難しさを感じる。
昨日の自分は明日の自分なのだろうか。
昨日書いたこと、一昨日書いたことに全面的に同意できない自分がいる。
ブログをやると実感できる。

何かを決めつける。何かレッテルをはりつける。
なるべくバイアスの少ない視点で物事を見るよう努めたい。

公開日2022-07-15

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。必須項目には印がついています *

© 2024 ラボ読書梟 | WordPress テーマ: CrestaProject の Annina Free