閉じる

読書日記532

    岡本祐一郎『アメリカ現代思想の教室』PHP新書(2022)

■株式会社PHP研究所

公式HP:https://www.php.co.jp/

公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/PHPInstitute_PR?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

日記

今日読んだ本:

岡本祐一郎『アメリカ現代思想の教室』

マイケル・シェレンバーガー『地球温暖化で人類は絶滅しない:環境危機を警告する人たちが見過ごしていること』

塩谷舞『ここじゃない世界に行きたかった』

櫛原克哉『メンタルクリニックの社会学』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

メモ

特にとっていないので省略

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

日記

アメリカ現代思想の最前線を覗くことができた。

「加速主義」は非常に利己的なように感じた。

私は「共通善」という言葉が気になった。

万人にとって普遍的に必要なものは必ずある。

加速主義者は三つの自由空間を求めていた。

しかし、結局はその自由はあまりにも排他的である。

Z世代やミレニアム世代(1980年代以降生まれの人)は、年配の人よりも社会主義を支持する人が相対的に多いそうである。

マルクスの予言は外れたとみているのだろう。

単に今の若い人は知らないがゆえに支持するのだろうか。

新人世の資本論は共産主義的思想であるように感じた。

まさに回帰。

一方で、加速主義者はその反対を行く。

さてどちらが正しいか。

おそらく政治に答えはないが、普遍的な「善」はあるようにまだ感じる。

加速主義者にとって「平等」は自由ではない。

リベラルの人にとって「格差」は平等ではない。彼らにとって平等ではないことは自由ではないことである。

その中点はあるのだろうか。

こういうことをもう少し深く考えていきたいように思う。

公開日2022-07-22

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。必須項目には印がついています *

© 2024 ラボ読書梟 | WordPress テーマ: CrestaProject の Annina Free