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読書日記557

松岡正剛『千夜千冊エディション 観念と革命 西の世界観II』角川ソフィア文庫(2019)

■株式会社KADOKAWA

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日記

道徳を掘り下げると主観、そして「間主観性」というものを避けては通れないだろう。

主観を定量化することはできないのだろうか。

俗に言う、「それってあなたの感想ですよね?」というフレーズは、主観には根拠がなく恣意的であので出鱈目であるということだろう。

主観を客観的に記述しようとした哲学者、フッサール晩年の『間主観性の現象学』についてはあまりにも難しいので解説してくれる本が欲しかった。

松岡正剛氏の本を再読。

フッサールはハイデガーと方向性に違いがあり、ハイデガーやデリダによって批判されてしまい、現在では色褪せてしまっている状態ではあるが、「フッサールの復権」に期待していると書かれていた。

「現象学的還元」というものがいまいちピントこない。

これがスッキリすればレヴィナスの著書も少しは理解できる気がしてくる。

また、レヴィナスも倫理の領域に踏み込むことから、道徳を考えるうえでは参考になる哲学者であると思われる。

火曜日もまたいろいろと道徳法則や客観性について思いを巡らせていきたいと思う。

公開日2022-08-02

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