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読書日記562

  松岡正剛『千夜千冊エディション 観念と革命 西の世界観II』角川ソフィア文庫(2019)

■株式会社KADOKAWA

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日記

意外なことに、ショーペンハウアーも「共感」について考えていた人物であった。

ショーペンハウアーは『意志と表象としての世界』という本を出している。

今回その本について松岡正剛氏による千夜千冊を読んだ。

ショーペンハウアーはニーチェが参考にした哲学者とされる。

ニーチェについては最近はあまり関心はないが、哲学史における点と点を結ぶことでまた別のことがみえてくる気はする。

本書はフッサール、ベルクソン、ニーチェ、ショーペンハウアー。デカルト等と様々な哲学者の書物について言及されている。

新しい発見もいろいろとあり刺激的な本である。

ショーペンハウアーの「意志」とは「共感」から「同情」、そして「共苦」となって世界に現れると考え、「世界は意志の発現である」と述べた。

正直さっぱりピントこないが、ニーチェが認めているあたり、気になるところはある。

哲学者は人それぞれ独創的かつ特異で多様な考え方があり、理解はできなくとも触れるだけでも面白いと感じている。

公開日2022/8/2

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