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読書日記597

    池田晶子『人間自身 考えることに終わりなく』新潮社(2007)

■株式会社新潮社

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公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/SHINCHOSHA_PR?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

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メモ

中庸を語るには極端を知らなければならない

天才とは常識の破壊者ではなく常識の発見者である

“生活のための教育しか受けていない人間が、生活のための人生しか送れないのは道理である。” P81

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日記

定期的に池田晶子氏の本を読みたくなる。

まだまだ自分は未熟であり、多読によって汚染されているかもしれないと思う。

ハイリスクローリターン。

池田晶子氏の本で解毒。

アカデミズムに対する批判は非常に攻撃的で痛快である。

白川静について語られていた。

白川静も池田氏と同様、独学で切り開いた人物とされる。

そして、白川静はアカデミズムに跳ね返されつつも、苦闘の末に死ぬ10年ほどまえにようやく認められたそうである。

個人的な記憶では、松岡正剛氏が白川静を称賛していた。

ベンジャミン・クリッツァー『21世紀の道徳』において、アカデミズムの欠点を挙げていた。

アカデミズムも「共同体」のようなものであり、揉まれているうちに自然と「共同体」の考え方が身体に浸透していくのだそうである。

哲学と大学は、本質的には相容れないのかもしれない。

誰かの研究を追随するようなことを「堕落」ともいう。

独学で道を開いた人の共通点は、おそらく「狂気」である。

公開日2022/8/12

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