■株式会社岩波書店
公式HP:https://www.iwanami.co.jp/
公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/Iwanamishoten?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eautho
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日記
テリー・イーグルトンは難しい。
本書は一応のところ、一般向けの本とされているようなので読んでみることにした。
また、ただ読むのではなく、西洋と東洋の物の見方の違いを意識しようと考えた。
では東洋の誰を参照すればいいのかと、それは言うまでもなく小林秀雄である。
池田晶子が片想いしていたという、偉大なる批評家、小林秀雄の著書と本書を比較していきながら、文学について思いをめぐらせていきたい。
・・・
序盤では、イーグルトンはオースティンやヴァージニア・ウルフ等を引き合いにだし、文学とは「非実用的」なものであるとまず述べた。
一般的なこと、悪くいえば「どうでもいいようなこと」もコンテクストの一部になったフレーズは「文学的なもの」であるという。
序盤なので、ここまでは比較的それらしい、誰でも想像がつく一般的な内容である。
ここから構造主義、精神分析と流れていくのでやや込み入った内容となってくる。
あせらずゆっくり読んでいきたい。