閉じる

読書日記604

テリー・イーグルトン『文学とは何か――現代批評理論への招待(上)』岩波文庫(2014)

■株式会社岩波書店

公式HP:https://www.iwanami.co.jp/

公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/Iwanamishoten?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eautho

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

日記

テリー・イーグルトンは難しい。

本書は一応のところ、一般向けの本とされているようなので読んでみることにした。

また、ただ読むのではなく、西洋と東洋の物の見方の違いを意識しようと考えた。

では東洋の誰を参照すればいいのかと、それは言うまでもなく小林秀雄である。

池田晶子が片想いしていたという、偉大なる批評家、小林秀雄の著書と本書を比較していきながら、文学について思いをめぐらせていきたい。

・・・

序盤では、イーグルトンはオースティンやヴァージニア・ウルフ等を引き合いにだし、文学とは「非実用的」なものであるとまず述べた。

一般的なこと、悪くいえば「どうでもいいようなこと」もコンテクストの一部になったフレーズは「文学的なもの」であるという。

序盤なので、ここまでは比較的それらしい、誰でも想像がつく一般的な内容である。

ここから構造主義、精神分析と流れていくのでやや込み入った内容となってくる。

あせらずゆっくり読んでいきたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。必須項目には印がついています *

© 2024 ラボ読書梟 | WordPress テーマ: CrestaProject の Annina Free