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読書日記607

   池田晶子『睥睨するヘーゲル』講談社 (1997)

■株式会社講談社

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メモ

池田晶子「言葉は商品ではない」

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日記

書店について語られた。

自分の本が置いてあることから、恥ずかしくて行けないのだそう。

(これは自分のブログを見たくない心理と似ている)

しかし、もっと深いことを語る。

商売である以上、編集者は池田氏にあれこれ注文をかける。

しかし、言葉を売るためには書かないと池田氏は譲らない。

書店にいかない理由として、言葉が商品に成り下がっていることを挙げた。

これは考えさせられる。

何故本が売れないのか。

実は、人々はそこに書かれてる言葉が嘘っぱちであることを直感的に知っているのではないだろうか。

直観では話し言葉(つまりはYoutubeなど)のほうが「上」にあることを知っているのだろうか。

それはそうだ。

もともと話し言葉があって、あとで文字がつくられた、、、はずである。

パロールとエクリチュール。

「言葉は商品ではない」

では、商品とはなにか。

言葉になり得ないとされるところの「商品」とは、言葉でできている人間にとってどのような存在なのだろうか。

分からない。

公開日2022/8/15

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