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つづきをよみすすめた。
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日記
110ページほど読み進めた。
「文学とは何か?」という問いは、100ページを超えたときには既に英語英文学と歴史の話にすりかわっていた。
イーグルトンの主観ではあるかもしれないが、少なくとも初期のオックスフォード大学においては、文学が格下のような扱いであったことが確認できた。
イーグルトンによれば、まずアカデミックにおける学問の定義は「試験として出せるもの」という単純なものであった。
文学は暇な時間があれば誰でも読むことができ、それをわざわざ体系化するなどいかがなものか、という見方もあったが、精神の危機を危惧する人間が一定数いたこと、そして戦争の勝利 (第一次世界大戦) によって英語英文学は偶然にも権威を獲得し、『スクルーティニー』の成功によって確固たるものとなった。
という流れであった。
しかしながら、『スクルーティニー』はエリート主義に偏向していたとされている。
いま書店に置かれている外国文学は、時間をかけて評価され、そして生き残ったものだと個人的には感じた。
過去に目を通したT・S・エリオット等も紹介されていた。
淘汰された作家の作品はやはり現代ではほとんど流通していないのでは、と解釈した。
イーグルトンは難解な文章を書くが、本書は比較的読みやすいと感じた。
公開日2022/8/17