■株式会社明石書店
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つづきを読み進めた。
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メモ
ヘーゲル「人間の言うことなどどうでもよろしい」
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日記
本書はある意味衝撃的で、個人的には哲学史のパラダイム転換である。
著者は、哲学の理性的な体系などなく、あくまで「民族意識の差異」であると主張する。
そのため、哲学史は個々の学説の単なる比較ではあってはならないとされる。
著者いわく、それは剥製化された哲学思想の展示会にすぎない。
本書は歴史的な側面から、そして理性ではなく「主観」から哲学史を吟味することを試みている。
この着眼点は今まで読んだ本のなかでは、おそらくなかったように感じた。
哲学者の祖をタレスとしたのはアリストテレスといわれ、我々はアリストテレスの主張に依拠しているという、批判的な態度がうかがえた。
とても面白いので本書は絶対に読み通せると確信している。
(恥ずかしながら、複数の文学作品(カラマーゾフの兄弟等)、哲学書に挫折中)
公開日2022/8/19