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読書日記619

  テリー・イーグルトン『文学とは何か――現代批評理論への招待(上)』岩波文庫(2014)

■株式会社岩波書店

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つづきをよみすすめた。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/06/01/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98615/

  

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日記

内容はハイデガーと認知に移った。

今までの文脈を追わないとついていけない内容であった。

従って、本書はゆっくり、かつ丁寧に読まなければおそらくほとんど内容は頭に入ってこない。

フッサールは言語とは別の領域に意味があると考えた。

それをハイデガーは打破した。

イーグルトンによれば、ハイデガーは、言語には固有の「領域」があり、その領域に「存在≒人間」が「投げ出される」ようにして入り込むと捉えた。

人間が成長することによって言語の領域に参入し、そこで初めて人間になる、という捉え方であった。意味は言語の内部にあるという見方は、少なくともここにおいてフッサールとの差異が認められる。

ここを理解するのに時間を少々使いすぎてしまった。

160ページまでたどり着けばゆっくり読まざるを得ない。

とはいえ、内容は重厚である。

もはや「文学とは何か?」という問いからはみ出し、哲学の授業に刷り変わっている。

公開日2022/8/19

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