■株式会社筑摩書房
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メモ
田口久美子「文化というものは無駄と無理の果てにあるもの」
日記
ジュンク堂の副店長(田口氏)は、日々変化していく出版業界をどう見たか。
書店員が書いた本は無いわけではないが、少ない。
サンプル数が圧倒的に少ない。
もっと現場からの声を聞きたく即購入。
Amazonが一時、日本に消費税を収めていなかったことが書いてあった。
(著者によれば、現在は「納税しているだろう(推測)」)
また。フランスでは、書籍には対して減税の措置が取られていることや、Amazonに「送料無料禁止」なる法律を設けていると書いてあった。
ここに言論の国(フランス思想が時代を牽引した時期があったので)、「フランス」の書物に対する敬意が伺えるのではないだろうか。
出版と法律について書かれた本は非常に少ないと言っていい。
毎日本屋さんに行くが、そういう類いの本をほとんど見かけない。
法律の専門書にそういう本はあるのかもしれないが、一般向けとして、人々に本と法律について問題提起を行う書籍は皆無である。
ないのであれば自分で調べるしかない。
そう感じる。
著者はAmazonが出版業界の足を引っ張っているという見方であった。
余談ではあるが、先週Amazonから注文した本がボロボロの状態で届いた。(無論、即返品した)
合理性、効率性。
この二点は文化と相容れないのだろうか。
公開日2022/8/23