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読書日記638

             田中佳祐『街灯りとしての本屋』雷鳥社 (2019)

■有限会社雷鳥社

公式HP:http://www.raichosha.co.jp/

公式X(旧 Twitter ):https://x.com/raichosha?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

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日記

書店は大型小型問わず年々減少している。

個人的にも、高校生の頃から現在に至るまで、様々な本屋が閉店していく現実を目にしてきた。(紀伊国屋書店、文教堂や町の古本屋など)

一方で、ユニークな本屋さんが少しずつ生まれていることもまた事実である。

私的な話でいえば、シェア本棚という新しい形態の古本屋に参加している。

そろそろ店番もやらせてもらえるようになり、今後の活動を密かに楽しみにしている。

本書を読むとやはりいろいろな本屋さんが生きていることが伝わってくる。

バイトをしながら兼業で運営していたり、文章を教えながら本屋さんをやっていたりと様々な人の姿が目に写る。

これから本は売れないという前提で物事を考えなければならないと個人的には考えている。

アイデアは発想と発想の連鎖、組み合わせで生まれるものである。

今となっては、本は私にとって「好き」という言葉では言い表せないものとなってしまった。

likeでなければloveでもない。

本は時代の荒波に立ち向かう戦友という表現のほうがしっくりくるが、そうとも限らない。

その多面性は人間以上に奥が深いのかもしれない。

公開日2022/8/27

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