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読書日記671

      ジル・ドゥルーズ『ドゥルーズ・コレクション 1: 哲学』河出文庫(2015)

■株式会社河出書房新社

公式HP:https://www.kawade.co.jp/np/index.html

公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/Kawade_shobo?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

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メモ

(精神分析は病院よりも悪いと示した理由について)

 ”精神分析は閉鎖された特別の場所においてだけでなく、資本主義社会の全身体において機能するものだからです。”P112

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日記

医学博士の松本卓也氏は『人はみな妄想する』のなかで、『アンチ・オイディプス』の批判対象は精神分析における神経症と精神病の鑑別診断であると書いていた。

本書では彼ら(ドゥルーズ=ガタリ)にとって「機械」は「自然」と対立するものではないと語っている。

非有機的なシステムのことを指すようである。

ここがいまいち腑に落ちない。

個人的には「自然ー機械」、つまり「非人工的ー人工的」の図式があると想定していたのであるが、これはいったいなんなのか。

よく読まないと分からない。

ということは分かった。

ただ、やはり思想書はいろいろな解釈、読み方ができるものだと個人的には思っているので(デリダがプラトンを脱構築したように)、読みたいように読めばいいではないかと思っていたい。

とにもかくにも、ポストモダンという書物は、生きて今地球に在るというこの神秘性についてあまり触れていないことは間違いない。(一定数いるにせよ)

公開日2022/9/13


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