■本願寺出版社
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日記
言葉の存在や言語哲学を巡ってアカデミズムの現状と交えながら対話が進む。
池田晶子氏はヴィトゲンシュタインの沈黙と禅の類似性を語る。
語り得ないものの前で立ち止まっている。
現代哲学はヴィトゲンシュタインを誤読していると語る。
そして、善悪という言葉が存在する以上、善悪は存在すると語る。
相対主義と絶対主義について考えさせられた。
・・・
池田晶子氏による現代哲学のアカデミズム批判は、彼女の様々な本で見受けられる。
言語哲学は語り得ないものを認めずなんとしてでも語ろうとする、そのように語る。
沈黙が正解のときがある。
語り得ないものは語れない。
プラトン以後、詩と哲学は遊離してしまった。
それは言葉に対する人間の態度の移り変わりなのだろうか。
少し詩に興味が湧いた。
詩人はある側面では哲学者でもある。
つづく
公開日2022/9/14