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読書日記676

中島義道『「対話」のない社会―思いやりと優しさが圧殺するもの』PHP新書(1997)

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日記

哲学者中島義道氏の苦労話を読んだ。

就職する前も就職したあとも苦労ばかり。

人生山あり谷ありではなく、谷ばかりのような話だった。

流動性ある人生のなかで普遍的なものはあったか。

あるように見えた。

中島氏は度々攻撃的であった。

しかし、悪に対して容赦はしない。

放置自転車を蹴飛ばしながら進むくだりは爽快であった。

今時こんなおじさんはなかなかいない。(少なくとも私のまわりでは)

どの時期も反骨精神が強いように感じた。(助手時代の教授に対する態度等)

とはいえ、屁理屈屋さんの向きもあり、個人的にはやはり変わった人だなと思うところがあった。

なんとなく自分と似ている。

妥協しないところはとことん妥協しない。

容赦なく口喧嘩をする。

議論のための議論となってはいけないが、自己主張の大切さを教えてもらった。

公開日2022/9/16

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