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読書日記679

    小林秀雄『小林秀雄全作品 (1)』新潮社(2002)

■株式会社新潮社

公式HP:https://www.shinchosha.co.jp/

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日記

小林秀雄が批評について語っていた。

「君たちは、詩人は言葉を弄んでいると言うが、詩人は君達のように言葉に弄ばれはしない」

ここに強烈な皮肉が込められているように感じた。

・・・

池田晶子は『君自身に還れ』のなかで、カントは詩人にはなれなかったと言った。

自然に対する態度の有り様が詩人かどうかの分かれ目になる。

小林秀雄という人物はいくら読んでもなかなか分からない。

何故批評に人生を捧げたのか。

彼にとって本とはなにか。

彼にとって批評とはなにか。

そういうことを見つけていきたい。

公開日2022/9/17

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