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エリック・ホッファー『エリック・ホッファー自伝』読了

エリック・ホッファー『エリック・ホッファー自伝』作品社(2016)

■株式会社作品社

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つづきを読み終えた。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/06/09/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98703/

  

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感想

独特な考えの持ち主だと感じた。

労働と思索の反復で若い時代を過ごしたが、労働は一日六時間以上するべきではない、等と語る。

幅の広い人間との交流を通じて、また、幅の広い読書経験を経ていろいろなものを吸収し、物事を広い視野でみている様子が伝わってくる。

ホッファーは、書くことは肉体的欲求のひとつだと語る。

これは同感する。

ただ、できればペンで書くべきである。

読んでいて、幼い頃の時のような好奇心を取り戻すべきであると感じた。

大人になれば形式や評価にとらわれて独創性を剥奪される。

そして表現力の幅が狭まっていく。

また、ホッファーは、D・H・ロレンス(小説家)が書くことによって神経症を一時的に追いやることができると述べていたことを語る。

現代は言葉が溢れすぎている。

情報が溢れすぎている。

そうではないだろうか。

つまり、書くことはガス抜きに近い。

脳内ではフル回転で情報を処理し、言葉の排泄物がたまっているのではないだろうか。

公開日2022/10/3

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