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読書日記705

読書ブログという形をとりながら、私自身の思索と読書体験を交差させてみたいと思います。
水崎博明『プラトン著作集 第十巻 第一分冊』櫂歌書房(2017)

■有限会社櫂歌書房

公式HP:https://touka.com/

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日記

古典に戻ろうと、プラトン全集を読む。

何時間かねばって読んでみたがなかなか頭に入らなかった。

太古の本ということもあってか、非常に読みにくい文章であった。

解説を再度読む。

さすがに解説はしっかりと整理してくれるが、解説だけを読むのは物足りない気もする。

・・・

プラトンは、人間にとって最も大切なことは自らを自らが養うことであると述べた。

このことは『国家』のなかでプラトンはソクラテスに語らせている。

また、書かれたり語られたりすることはどうでもいいという主旨のことも述べる。

著者によれば『パイドロス』においてプラトンは書くことと文字のむなしさを語る。

しかしプラトンは多数の著書を残している。

本当に無意味であれば本すら書かなかったはずである。

時間があればパイドロスを再度読みたい。

公開日2022/10/3

読書ブログを通じて浮かび上がる小さな思索の断片を、これからも綴っていきたいと思います。

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