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読書日記723

  東浩紀『ゲンロン戦記-「知の観客」をつくる』中公新書ラクレ(2020)

■株式会社中央公論新社

公式HP:https://www.chuko.co.jp/

公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/chuko_bunko?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

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日記

フランスの思想(特にデリダ)に詳しい東浩紀氏の本を読む。

大型書店に行くと東氏の本を必ず見かける。

日本の哲学界では大きな存在として君臨している人物である。

・・・

100ページほど読んだ。

彼は哲学とネット社会の橋渡し役として2010年代を疾走した。

しかしながら挫折の連続であったようである。

その大きなウエイトを占めているのは財務管理の甘さであった。

・・・

しかしながら、池田晶子信者の私としては、哲学とはその性質上、世俗社会とは相容れないものである。

ソクラテスが処刑されたことがその大きな証拠であるように思う。

哲学をすることは人間をやめることであると池田晶子が言うほどである。

形而上の価値は形而下では無意味なのである。

つまり、逆説が働くかどうかである。

脱人間。

プラトンの時代と比べ大きく変容したこの時代、人々を巻き込みながら実践される哲学の営みは大きな試金石となり得るか。

公開日2022/10/9

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