■株式会社実業之日本社
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つづきをよみすすめた。
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メモ
歴史をつくりあげてきたのは「狂気」であり、大衆は歴史を「破壊」する。
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日記
朝の5時に目が覚め、あまりにも目が冴えていたのでそのまま読書をすることにした。
しかしながら途中で眠気が襲う。
意識を飛ばしながらもページは飛ばさない技術を身に付けた私はそのまま本書の二百項まで読み倒した。
・・・
モンテーニュ、アルトー、ベルクソン、ニーチェ、マラルメ等の西洋の思想と騎士道の精神が『葉隠』と交差する。
また、ミルトン『失楽園』の誕生秘話には精神のエネルギーを感じさせられた。
両目失明という絶望のなか、口述しながら代筆として書かれていったのであった。
裏を返せば、絶望なしに『失楽園』は誕生しなかった。
個人としては著者の坂口安吾『堕落論』の読み方が気になった。
過去に坂口安吾の精神について懐疑的だった私は、本書の読書を通じて自身の読み方に疑問を感じた。
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一回の読書で全ては吸収しきれない。
そのためのアウトプット、はてなブログがある。
今回はとにかく矛盾に食らいつく精神の大切さを学べたように思う。
世の中、投資だの資産運用だの、安定や保身に走る人があとを絶たない。
本書の用語を借りるならば、それはおよそ物質の奴隷であり肉体の奴隷である。
私は池田晶子に染まりつつあるので執行草舟氏の精神と重なる部分があった。
この世で価値とされているものは、本書の用語を借りるならば「正のエネルギー」なるものである。
幸福は正のエネルギーによって満たされていく。
だが、本当の人間になりたいのであれば負のエネルギーで満たさなければならないと執行草舟氏は語る。
脱人間とは動物と成り下がることへの抵抗である。
公開日2022/10/10