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読書日記727

             三島由紀夫『葉隠入門』新潮文庫(1983)

■株式会社新潮社

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日記

自分は逆説というものを幾度となく考察の対象としてきた。

逆説という単語を検索にかけると三年前の記事も出てくる。

自分は恐らく、石原慎太郎の本を読んでから三島由紀夫の存在を知った。

そしてそれからはいろいろと吸収してきた。

https://nainaiteiyan.hatenablog.com/entry/2020/10/03/095852

  

逆説は非常に不思議である。

逆説の本質は今でもよく分かっていない。

ただ言えることは、空気のほぼ大半を占めている窒素のように、存在としては認識されることがあまりないが、間接的には非常に影響力のあるものである。

・・・

自由であることが不自由であるという逆説。

情熱的な恋愛が一瞬で冷める条件であるという逆説。

葉隠は逆説の理論で成り立っている。

「何故なんだ。」

「分からない。」

日常的に溢れる素朴な疑問は、もしかすると盲目的に逆説の原理が支配しているからかもしれない。

本書を読むと不思議なことが、実は案外単純であることが見えてくる。

公開日2022/10/12

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関連図書

執行草舟『超葉隠論』

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/06/11/%e5%9f%b7%e8%a1%8c%e8%8d%89%e8%88%9f%e3%80%8e%e8%b6%85%e8%91%89%e9%9a%a0%e8%ab%96%e3%80%8f%e8%aa%ad%e4%ba%86/

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