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読書日記730

       落合勝人『林達夫 編集の精神』岩波書店(2021)

■株式会社岩波書店

公式HP:https://www.iwanami.co.jp/

公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/Iwanamishoten?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eautho

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つづきをよみすすめた。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/06/09/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98721/

  

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日記

マルクス主義をめぐるイザコザが語られた。

岩波茂雄は決してマルクス主義者ではなかったと書かれていたが、岩波書店からマルクスに関する本が発行されたとき、ことごとく発禁処分を受けたり、書き手や編集者との対立など、複雑な出来事が描写されていた。

私の記憶が正しければ、発禁というのは裏を返せば言葉の力がどれほどの影響力を持っているのか政府側が理解しているということである、と池田晶子が語っていた。

今日では多少の制約があるにせよ、表現の自由のもとで逆説的に言葉の力が無くなっているように思う。

・・・

本が売れない。

情報は誰が言ったのかが重視される(自己啓発本=生存者バイアス)状況があるなか、私は表現の自由について再度考えてみたいと思うようになった。

なんのための自由なのだろうか。

自由が効きすぎると逆説的に不自由になることはフロム『自由からの逃走』を読む限り、あながち間違いではないように思う。

公開日2022/10/13

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