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つづきを読み進めた。
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日記
複数の学者たちと宮崎駿が、討論というよりかはカジュアルな対談形式で対話が進む。
奥の深い話へと進んでいく。
・・・
まずエコロジーと純血主義について語られた。
例えば、生態学者は外来種に過敏に反応すると語られた。
九州にいしかいないザリガニが北海道で確認されたら生態学者は騒ぐわけである。
しかし人間のほうはというと、転勤が当たり前の現代は北海道だろうと沖縄だろうと気にせずくっつくわけである。
つまり、本書で語られた生態学者(もちろん一般化するつもりはない。)は純血主義に近い。
これがナチスのイデオロギーと重なるわけである。
次に専門家の危険性について話が展開される。
この事例を過度に一般化してはいけないが、対談では専門家の視野狭窄について語られた。
経済学者が経済を破壊するように、生態学者も生態を破壊する可能性がある、と。
そこでは専門家のプライド、エゴイズムがないまぜになっているわけである。
本書では素人の感覚も大事にしなければならないと語られる。
個人としては、道徳哲学についても同じことが言えると考える。
あとで記事にしたい。
つづく
公開日2022/10/14